邪悪な精霊とみなされたフクロウ

何千年もの間、フクロウは邪悪な精霊とみなされ、夜な夜な獲物となる人間を探して音も立てずに空を飛び回って危害を加えようとしていると思われてきました。その印象は不気味な鳴き声のせいで増幅され、破壊や破滅、死の死者といったレッテルを貼られることもしばしばありました。

無害で、潔白で、害虫を食べてくれるフクロウを、まったく正当な根拠なく、うっとうしいものとしか見ていなかったのは、古代ローマ人に限りません、他の多くの文化圏でも同じように扱われてきたのです。